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- チン首相が5月に登録、国民にも呼びかけ
- 「ドナー登録促進デー」の制定を提案
- ドナー登録数9万6000人に増加
ファム・ミン・チン首相が、死後・脳死後の組織・臓器の提供に関するドナー登録を行ったことが功を奏し、わずか2週間で国内のドナー登録数が+1万人増加した。国家臓器移植管理センターが3日に明らかにした。
チン首相はこれに先立つ5月19日、保健省とベトナム中央赤十字社、ベトナムヒト組織・臓器提供運動協会がハノイ市のベトドク(越独)友好病院で開催した臓器提供ドナー登録呼びかけイベントに参加し、国民にも登録を呼びかけた。
首相はまた、故ホー・チ・ミン初代国家主席の誕生日である5月19日を「ドナー登録促進デー」に制定することを提案した。
イベント開催前のドナー登録数は8万6000人程度に留まっていたが、2週間で1万人が新たに登録したことで、登録数は9万6000人に増加したことになる。
なお、ベトナムにおける組織・臓器の提供は主に生体ドナーからのもので、全体の94%を占めている。死者・脳死ドナーからの提供は依然としてその数が非常に限られており、増加傾向にある移植ニーズに応えることができていないのが現状だ。
ベトナム全国には26か所の臓器移植センターがある。過去2年間で毎年1000件以上の臓器移植が行われており、ベトナムは年間の臓器移植件数で東南アジアトップに立っている。