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- 原材料からサルモネラ菌と大腸菌検出
- 事態を重く見て市警察に書類送致、捜査へ
- 7日までに568人が体調不良を訴える
東南部地方ドンナイ省ロンカイン市スアンビン街区(phuong Xuan Binh)にあるバインミー(ベトナム風サンドイッチ)店「コーバン(Co Bang)」で集団食中毒が発生した件について、同店から採取した原材料サンプルを検査したところ、サルモネラ菌と大腸菌が検出された。同省当局が7日午後に明らかにした。
これに先立ち、患者から採取した血液サンプルの検査でも、サルモネラ菌と大腸菌が検出された。
同省当局は1日午前から同店を一時営業停止処分としている。同市人民委員会は、多くの被害者を出したこの集団食中毒の事態を重く見て、同市警察に書類を送致し捜査を求めた。
今回の集団食中毒では、7日までに568人が体調不良を訴えて病院で治療を受けた。患者らは4月30日に同店でバインミーを購入して食べたことが確認されている。店主によると、同日は約1100本のバインミーが売れたという。
重症者の数は多くなく、病院で治療を受けた患者のほとんどが快方に向かったが、一部が重篤な症状で運ばれ、このうち数人は人工呼吸器を装着して入院治療を続けている。7日午後の時点で、81人が引き続き病院で治療を受けている。