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- 自殺男性の「マック食べたい」に便乗
- ネチズンが非難、ボイコット呼びかけ
- 広告を削除、本人・遺族や消費者に謝罪
米系ファストフード大手のマクドナルド・ベトナム(McDonald’s Vietnam)が、中国人男性ゲーマーの「胖猫(太った猫)」の自殺に便乗して掲載した広告が物議を醸し、批判の的になっている。
ベトナムではここ数日間、「胖猫」のハンドルネームで活動していた中国人男性ゲーマーに関する悲劇的な話が、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で拡散されている。
21歳だったこの男性は、2023年にオンラインでガールフレンドと出会い、彼女の要望に応えるべく自らの生活を犠牲にしながら、総額51万RMB(18億VND=約1090万円)を貢いだ。結婚の約束までしたものの、4月になって彼女から別れを告げられたことで、絶望した彼は重慶市の長江大橋から川に飛び込んで自殺した。
こうした中、彼のアカウントに「もう野菜は食べたくない。マクドナルドが食べたい」と書かれていたことから、マクドナルド・ベトナムはこれに便乗。オンライン注文アプリやフェイスブック(Facebook)ページに「野菜が嫌いなら、BBQチーズチキンを食べてみて」というメッセージを含む広告を掲載した。
人の不幸をからかうようなこの広告が掲載されると、ベトナムのネチズンの間ではマクドナルド・ベトナムを強く非難し、ボイコットを呼びかける声が多くあがった。
これを受け、同社は6日夜、広告を削除すると共に、「胖猫」とその遺族、そしてベトナム人消費者に謝罪した。