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- ホーチミン市の電力消費量、前年比増
- 南部21省・市の電力消費量も大幅増
- 消費者に節電を呼び掛け
南部で猛暑が続く中、電力消費量が急増している。ホーチミン市電力総公社(EVNHCMC)によると、3月の最初の2週間における同市の1日あたりの平均電力消費量は8200万kWh近くに達し、前年同期を大きく上回った。
1~2月期における同市の1日あたりの平均電力消費量は前年同期比+11.4%(+770万kWh相当)増の7534万kWhだった。生活用電力の負荷は同+11.9%増加し、それ以外の負荷も+7.3%増加した。総負荷のうち、産業と建設の負荷の割合が最も大きく、全体の3割を占めている。
3月における1日あたりの平均電力消費量は前年同月比+8.3%増の8484万kWhに増加する見込み。電力消費量は4月から6月にかけて1日あたり平均8430万~8760万kWhに達するとみられ、特に4月と5月には9500万kWhを超える日もあり、同市で過去最高を記録する見通しだ。
なお、EVNHCMCが電力供給を管轄する南部21省・市向けの1~2月期の電力消費量合計は前年同期比+13.7%増の135億7574万kWhに増加した。同社は消費者に対し、節電を呼び掛けている。