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- 7区サービスアパートで韓国人男性が殺害
- 30歳前後の息子を実父殺害容疑で逮捕
- ベトナム人妻が通報、警察が捜査急ぐ
ホーチミン市警察は15日夜、同市7区タンフー街区にある高級サービスアパート「シーニックバレー1(Scenic Valley 1)」の一室で韓国人男性の他殺体が見つかった事件で、実の息子を殺人容疑で逮捕したと明らかにした。
殺害されたのは、韓国国籍のL氏(60歳前後)。寝室で見つかった遺体には複数の刺し傷があり、周囲には血が飛び散っていた。14日早朝、女性(L氏の義娘)からの通報を受けて現場に駆け付けた警察は、息子(30歳前後)が口論の末に凶器で父親を殺害したとみて行方を追った。
地元メディアによると、14日午前3時ごろ、警備員が巡回中に庭で血が付いたナイフ3本とハサミを発見。付近にも多数の血痕があった。ただ事ではないと判断した警備員らが、アパートの23階全ての安全を確認したところ、3階の部屋で事件の兆候を発見して警察に通報し、その後、寝室から男性の他殺体が見つかった。
警察は現場を封鎖して捜査を開始。監視カメラを確認したところ、午後3時40分頃に息子がアパートを出ていく姿を発見。警察は、この息子を事件の容疑者とみて周囲を捜索し逮捕。息子はベトナム人の嫁と一緒に、このアパートに住んでおり、殺害されたL氏は13日に韓国からベトナムに入国したばかりだった。警察は引き続き、事件の全容解明に向けて捜査を進めている。