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- 教育訓練省が公立高校入試規則遵守を要請
- IELTSスコア4.0以上で加点の優遇措置凍結
- 国際的な英語検定の優先制度なし
教育訓練省はこのほど、2024~2025年度の公立高校入試について、規則を遵守するよう公文書で各地方に求めた。
英語熟練度を測る英語検定「アイエルツ(IELTS)」で4.0以上のスコアを有していれば、入試にあたって加点する、合格とするといった優先制度を一部地方が公表していたためで、教育訓練省は各地方に対して、2019年に公布された中学・高校入試規則の遵守を求めた。
同入試規則では、◇少数民族寄宿学校で学んでいる、◇少数民族である、◇障害者である、◇文化・文芸・体育・スポーツ・科学技術の分野で国家的・国際的な賞を受賞している場合には、一般の選考を経ずに公立高校に入学できること、戦没者や傷病兵、枯葉剤被害者の子供、経済・社会条件が困難な地域に住む子供などは、各地方の判断で奨励点を加点できるなどの制度が定められている。
しかし、国際的な英語検定については、優先制度が何ら定められていないものの、過去5年ほどは、IELTSで4.0以上のスコアを持つ、あるいは省レベルでの優秀生として表彰されている場合に1~2点加点する、その成績をもって合格とするといった高校入試規則を運用している地方も多かった。