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- 今年もテトのレスリング祭り開催
- グエン・ティ・センさんが4連勝で話題に
- 近隣の村からも多くの女性が参加
北中部地方ゲアン省ナムダン郡ナムギア村では、毎年テト(旧正月)にレスリング祭りが行われる。今年はテト3日目(2月12日)から9日目(2月18日)まで開かれた。今回は、初めて女性が試合を行って大いに盛り上がった。
テト6日目(2月15日)にナムフン村から参加したグエン・ティ・センさん(女性・27歳)は、3連勝して会場を沸き立たせた。センさんは体が大きい上に普段からバレーボールの練習で鍛えているため動きが素早く、試合開始のホイッスルが鳴るやいなや、対戦相手を圧倒した。彼女はさらに挑戦を受けた相手を倒して4連勝した。
センさんによると、レスリングの経験が全くなかったにもかかわらず、夫や周りの人たちからおだてられて試合に出たという。「男の人たちの試合を見てそれにならいました。最初は恥ずかしかったけれど、皆の声援を聞いて自信が沸きました。秘訣も戦術も何もありません。相手の背中を地面に付けることに集中しただけです」とセンさん。
3連勝した選手には組織委員会から賞品が授与された。ナムギア村の文化担当職員チャン・ティ・タムさんは、女性のレスリング大会は初めてだったが、近隣の村からも多くの女性が参加して質の高い試合を繰り広げ、新年に幸せなひと時をもたらしたと評価した。