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- 母親は12人きょうだい、テトは家族大集合
- 大家族の写真と動画がネットで注目集める
- 今年のテトは祖父母の100歳のお祝いも
北部紅河デルタ地方タイビン省出身のフオンさん(女性)の母親は12人きょうだいだ。そんな家族は総勢120人。まだまだ若いフオンさんだが、「私ももうおばあさんになっちゃいました」と笑う。
「祖父母は12人の子供をもうけました。家族はいま120人。テト(旧正月)は毎年、家族が集まります」。旧暦新年を迎えると、フオンさんはこんな言葉とともに、SNSに大家族の写真を投稿した。
ネット上で注目を集めた、大家族がおさまった写真とともに投稿された短い動画には、大きな庭で、子供や孫たちがお年玉を受け取るために長蛇の列を作る様子があった。
フオンさんによると、毎年旧暦1月4日には、タイビン省キエンスオン郡ビンディン村(xa Binh Dinh, huyen Kien Xuong)の実家に家族が集まることになっている。今年のテトは特に、六男六女、合計12人の子供をもうけたというフオンさんの祖父母の100歳のお祝いもあり、実家に帰ってきた人が多かったのだそうだ。
フオンさんの母親は「タム」という名で、ベトナム語で「8」を意味するが、それは8番目の子供だったからだという。
フオンさんの祖父母は、最初の子にロック、2番目の子にハオ、そして順にビン、グエット、キーと名付けていったが、6番目の子供からはサウ(6)、バイ(7)、タム(8)、チン(9)、ムオイ(10)と数を名前にとり、11番目はタン、12番目はダンという名づけをした。なお、一番上の「子」も、今年で80歳になる。
ムオイさんの妻によると、きょうだい12人のうち1人は戦争で没したものの、他の人たちはみな結婚し、タイビン省、ハノイ市、東北部地方フート省で暮らしている。