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- 不正バイク約4000台を販売
- 工場出荷品質検査票3万枚余りを押収
- 合法的ビジネス装った新たな犯罪との認識
ホーチミン市警察は26日、ホンダのバイクの販売店の店主ら4人を、機関・組織の資料を売買した容疑で逮捕した。逮捕されたのは、ブイ・バン・タン容疑者(男・41歳)、グエン・シー・トアン容疑者(男・43歳)、グエン・ディン・スン容疑者(男・38歳)、グエン・ティ・キエウ・オアイン容疑者(女・47歳)の4人。
警察当局によると、トアン容疑者が経営するソンガン輸出入社は、バイクの正規代理店や販売店からバイクを買い集め、海外に輸出している。オアイン容疑者とスン容疑者はバイク販売店の店長だった。
規定によると、バイクの輸出手続きには工場出荷品質検査票が必要ないため、トアン、オアイン、スンの容疑者3人は検査票を大量に手元に集めてタン容疑者に売却し、不正な利益を得ていた。タン容疑者は中古車を買い集め、バイクの車体番号などを検査票の番号に合わせて新車に偽装した不正バイクを4000台近く販売していた。警察は関連する場所を家宅捜索した際、バイクの検査票3万枚余りを発見・押収した。
この事件に関連して、警察当局は2023年12月12日に、タン容疑者を含む9人を詐欺による財産奪取の疑いで起訴し、逮捕令状を取っていた。
同市警察は、この事件が合法的なビジネスを装って全国で行われていた新たな犯罪との認識を示し、公安省に対し輸出バイクの出荷検査票の管理に関する規定の制定を関連機関に要請するよう進言している。