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- 3Dプリンター人工骨の移植に成功
- 患者に最適な人工骨をデザイン
- 回復までの期間が従来の3分の1に
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンメック国際病院(ハノイ市)は、3Dプリンターで製造した人工骨を使った重症の骨がん手術に成功したと発表した。
手術を受けたのはL・D・Tさん(男性・63歳、北中部地方タインホア省在住)。海外メーカーに人口骨を注文する場合、2か月以上待たなければならなかったが、がんは骨盤や大腿骨上部など、股関節周囲に転移していたため、早急な手術が必要だった。
医師は、ビンユニ3Dテクノロジーセンターの技術者と協力し、がんが移転した骨と置き換えるため、患者用の人工骨を設計して約100個のプロトタイプを作成。テストを重ねて最適な人工骨をデザインし、これをドイツに送って欧州の医療規格に基づき3Dプリンターで人工骨を製造した。
Tさんは入院から1か月後の2023年12月22日に手術を受けた。8時間にわたる手術の末、軽くて耐久性の高い人工骨が患者に移植された。
術後の経過はよく、Tさんは2日後には自力で座れるようになり、10日後には松葉杖を使って歩けるようになった。国内外の人工骨盤置換手術と比べ、今回の手術からの回復期間は3分の1へと大幅に短縮されたという。