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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を背景に運航された帰国者など向けの特別便の認可を巡る汚職事件の控訴審で、ハノイ市上級人民裁判所は27日、控訴した被告21人に判決を下し、一部の被告については減刑を認めた。
収賄額が全被告中で最高額の426億VND(約2億5000万円)に上った元保健次官付き書記官のファム・チュン・キエン被告(男)、収賄額2位の元公安省出入国管理局幹部ブー・アイン・トゥアン被告(男)、収賄額3位の元領事局長グエン・ティ・フオン・ラン被告(女)の3人について、上級人民裁判所は一審判決を支持し、終身刑とした。
詐欺・資産横領罪に問われて一審裁判で終身刑の判決を言い渡された元公安省上級捜査官ホアン・バン・フン被告(男)は、控訴審で減刑が認められ、禁固20年の判決を受けた。
上級裁判所は、◇フン被告が罪状を認めて反省を示したこと、◇横領した188億VND(約1億1000万円)を納付したこと、◇公務において多くの功績があったこと、◇伯父2人が革命功労者であることを検討し、情状酌量の余地があるとして減刑を認めた。
なお、同事件に関与した公務員の中で役職が最も高く、収賄罪に問われていた前外務次官のトー・アイン・ズン被告(男)も減刑を認められ、禁固14年の判決となった。一審裁判では、禁固16年の判決を言い渡されていた。