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- 放射性薬剤2種類の合成に国内初成功
- 患者の経済的負担が軽減
- 生産能力高まれば他院への提供も計画
ホーチミン市5区にあるチョーライ病院放射線核医学科の核物理学技師、放射性薬剤師、放射線技師らは、前立腺がんと神経内分泌腫瘍の診療に用いられる放射性医薬品2種類の合成に国内で初めて成功した。
チョーライ病院が合成に成功したのは、前立腺がんと神経内分泌腫瘍の患者のPET-CT検査に使用される「Ga-68 PSMA」と「Ga-68 Dotatate」の放射性医薬品2種類。
これにより、同2種類の内部調達が可能となり、診療の質の向上だけでなく、患者の経済的負担の軽減にもつながる。ベトナムの患者はこれまで、PET-CT検査を受けるためにシンガポールなどの海外に渡り、高額な費用を支払わなければならなかった。
同病院で合成した放射性医薬品を使用してPET-CT検査を受ける場合、費用は海外で検査を受ける場合の4分の1程度に抑えることができる。
なお、同病院はこれらの放射性医薬品を完全に内部調達している。生産能力が高まれば、市内の他の病院にも提供する計画だ。