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- ビンフンホア墓地に麻薬中毒者が集まる
- 注射器が至るところに散乱
- 清掃作業員も血のついた注射器を恐れる
ホーチミン市ビンタン区に位置する、市内最大の墓地であるビンフンホア墓地は今、昼間から麻薬中毒者が集まり、彼らが使った注射器が至るところに散乱する状態となっている。
お墓のそば、通路、草むらに使用後の注射器が捨てられ、幹に多数刺されて注射器の「枝」が生えてしまったような樹木もある。
地域警察や人民委員会の庁舎から数百mしか離れていない場所だが、ちょうど墓参りをしていた人は、「注射器だらけでゾッとする」と言う。
墓地で清掃作業をする人は、麻薬を打ち、注射器をそのあたりに捨てて去っていく人の姿をよく見るという。「長靴を履いていたって、そろり、そろりとしか歩けやしない。血のついた注射器が恐いから。墓参りをする人には、注意するよう声をかけていますよ」と清掃作業員は話した。
なお、ホーチミン市中心部から約12km離れた場所にあるビンフンホア墓地は面積53haで、1975年以前に建てられ、約7万基の墓がある。同市人民委員会は2010年、同墓地を別の場所に移転し、跡地に住宅区や商業センターを建設する方針を示した。現在、同墓地の跡地に学校や公園を建設することが計画されている。