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南部メコンデルタ地方ティエンザン省カイベー郡アンタイドン村(xa An Thai Dong, huyen Cai Be)を流れるバウザイサウ運河の水が10月5日に真っ赤に変色した出来事について、郡当局は11月13日、「有害物質は検出されなかった」との検査結果を発表した。
運河の水は、血のりのような鮮やかな赤に染まり、数百mにも渡って広がっていたため、怖くなった村民らは運河の水の使用を一時停止している。村民らは、村内にある果物加工会社が廃水を運河に垂れ流したのではないかと疑い、当局に通報して調査するよう求めていた。
同郡人民委員会は10月6日、調査団を発足して問題の会社の立ち入り検査を実施したが、違反は見つからなかった。運河で採取したサンプルを検査した結果、アセンや鉛など人間の健康に悪影響を及ぼすような物質は検出されなかった。
当局は引き続き運河の水質を調査するほか、同社を含む地元地域の企業各社の活動を監視していく方針。