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東北部地方カオバン省タクアン郡ドゥックロン村(xa Duc Long, huyen Thach An)で8日、ベトナムに生息せず輸入も認められない複数のワラビーが道路脇で草を食んだり、飛び跳ねたりしている姿が地元住民によって目撃された。
通報を受けて現場に急行した森林警備隊が地元住民と協力し、11日までにワラビー4匹を保護した。密輸業者から置き去りにされた可能性が高いとみられている。
ワラビーたちは現在、タクアン郡森林警備隊の施設で保護されている。西北部地方ラオカイ省ホアンリエン国立公園傘下のホアンリエン生物保護開発センターは森林警備隊から打診を受け、ワラビーの受け入れに同意し、準備を進めている。
同センターは、公表された文書に基づき、保護されたワラビーへのケアを提供。長期的には、国際機関と連携して研究・保存を行う予定となっている。ワラビー密輸の疑いをめぐり、同郡森林警備隊は引き続き当局の捜査に協力していく方針。
動物専門家によると、今回保護されたのは、双前歯目カンガルー型亜目カンガルー科に属する動物「ワラビー」。ワラビーはオーストラリアとニューギニアに生息する動物で、ペットとしても人気があるという。