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在ベトナム英国大使館によると、英国科学・イノベーション・技術省のジョージ・フリーマン閣外大臣はロンドンでのカオ・キムホンASEAN事務総長との会談で、同省が管理する新たな研究助成プログラム「国際科学パートナーシップ基金(ISPF)」の政府開発援助(ODA)を発表した。これには、ベトナムなど東南アジア諸国との協力プログラムが含まれる。
具体的には、英国医学研究審議会は、英国からの寄付による2100万ポンド(約39億円)相当の感染症、パンデミック対応、抗生物質耐性に関する研究プログラムについて、東南アジアのパートナーと協議している。
また、国際文化交流機関のブリティッシュ・カウンシルは、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナムを対象とした900万ポンド(約16億6000万円)の研究協力プログラムと、250万ポンド(約4億6200万円)の若手研究者育成プログラムの詳細を発表する準備を進めている。
在ベトナム英国大使のイアン・フリュー氏は、英国とベトナムはニュートン基金と地球規模課題研究基金を通じて科学協力の基盤を築いてきたと述べた。ISPFプログラムの国際科学協力により、英国とベトナムの優れた大学や研究機関と研究者を結び付け、大きな成果をもたらす研究プロジェクトを実施することも期待されている。