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ホーチミン市でバス運転手として働く、レ・スアン・フイさん(男性)は、10月20日の「ベトナム女性の日」に、毎年必ず女性客らにささやかなプレゼントを贈っている。
路線バス「72番」(1区9月23日公園~ニャーベー郡ヒエップフオック村ケンロ橋間)の運転手であるフイさんは、この6年間、特別な祝祭日や記念日が訪れるたびに、女性と子供の乗客に小さなプレゼントを贈り続けている。
プレゼントは、花やキーホルダー、鏡、財布、玩具など決して高価なものではないが、心がこもったプレゼントのため、乗客はみんな喜んで受け取っている。どの乗客にどのプレゼントを贈るかは、年齢などで判断して決めるという。
例年は業務の合間でプレゼントを贈っていたため、全員にプレゼントすることができなかった。しかし、今年は休暇を取って日頃運転している路線バスに乗車し、女性客にプレゼントを手渡した。プレゼントの購入費は約600万~700万VND(約3万6600~4万2700円)で、全て自腹。
フイさんは6年間も贈り続けているプレゼントについて、「バス運転手と車掌のイメージアップになると嬉しい」と話した。