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ハノイ市ハドン区とタインオアイ郡にまたがるタインハー都市区ではこのところ、断水が続いており、住民の生活に大きな影響が出ている。ハノイ市建設局は16日、ハドン水道(Hadowa)に対し、タインハー都市区の投資主である第5シエンコ不動産開発(Cienco 5 Land)やソンドゥオン水道(SDWTP)などと協力し、対策を迅速に講じるよう促した。
同局の指導のもと、臨時的な対策として、ハドン水道の施設を介してソンドゥオン水道の水道水を同都市区に供給する。1日当たりの供給量は2000m3。
抜本的な対策について、同局は、第5シエンコ不動産開発に対し、保健省の定める水道水基準「QCVN 01-1:2018」に準拠した水質と給水能力を確保する方向で、同都市区の給水所を改修するよう指導した。
同都市区では、1日当たりの供給能力が5000m3の地下水処理による給水所が既に整備されており、保健省の定める飲料水基準「QCVN 01:2009/BYT」にも準拠しているとされる。しかし、住民の訴えによると、水道水の水質が悪いため、かゆみを伴う発疹や皮むけが起きる人が多いという。
なお、地下水処理による水道水の供給が停止されているため、同都市区では深刻な水不足に陥り、日常生活もままならなくなっている。