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- ココナッツの殻とヘルメットで頭を殴打
- 男性はバイクで50m程移動した後に死亡
- 痴情のもつれで口論に、死因は心筋梗塞
南部メコンデルタ地方ティエンザン省カイベー郡の路上で21日午前、痴情のもつれから男女が激しい口論となり、ココナッツの殻とヘルメットで殴られた男性がその後、死亡するという事件が発生した。
路上で激しく言い争っていたのは、いずれも同郡在住のD・T・Lさん(女性・54歳)とV・V・B・Bさん(男性・70歳)。Lさんが路上で宝くじを売っていると、以前から恋愛関係にあったBさんと遭遇。両者には男女間のトラブルがあったと見られ、その場で口論となり、激高したLさんがココナッツの殻とヘルメットでBさんの頭を殴り、その場から立ち去った。
殴られたBさんは、バイクを運転して現場から50m程移動したところで、急な体調不良でバイクを民家前に停めて倒れこみ、そのまま死亡した。通報を受けた警察が捜査を開始して現場を封鎖。直前まで言い争っていたLさんの身柄を確保して事情聴取を行った。
地元警察は翌22日にBさんの死因を発表。死因は殴打によるものではなく、急性心筋梗塞や呼吸不全、肺水腫による突然死と結論付けられた。警察はLさんの行為が直接的な死因ではないとしながらも、暴行の疑いについては調査の上で法律に基づき処分する必要があるとした。