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このところ、北部紅河デルタ地方ニンビン省の観光地を訪れた英国人男性が、駐輪場の警備員に罵声を浴びせる動画がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で拡散されて、見た人の怒りを買っている。
この動画はショーン・キング(Sean King)と名乗る人物が撮影し、ユーチューブ(YouTube)に投稿したもの。ショーン氏がバイクを自動車用のスペースに駐車しようとしたところを警備員に注意されて腹を立て、「お前の家族なんかベトナム戦争で全員撃たれりゃよかった。子どもらはナパーム弾にやられりゃよかったんだ」と罵っている。
この動画について、動画投稿プラットフォーム「ティックトック(TikTok)」上では、「@throttlethunder」というアカウントの英国人が問題の動画を再投稿し、ニンビン省当局がこの男性を探し出して、ベトナム人を侮辱した理由を明らかにすべきだと主張。「私は英国人だが、私たち英国人がみな彼のように考えているわけではない」とコメントした。
観光専門家のグエン・ドゥック・チー氏は、「ショーン氏が動画の中で警備員に吐いた言葉は、単なる不適切な言葉ではなく戦争の苦痛を呼び起こすものだ。これは深刻で当局が介入すべき問題だ」と強調した。