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ベトナムの都市部で暮らす人々は、肉類摂取量が推奨される量の2倍に上っている。これは、10月16日の世界食糧デーに際して、国家栄養研究所のチャン・タイン・ズオン所長が発表したもの。
都市部の1日当たり肉類摂取量は154g/人で全国平均を上回っている。農村部の1日当たり肉類摂取量は126.2g/人となっている。ベトナム人は不健康な食習慣により、肉や動物性脂肪を多く摂取し、野菜や果物の摂取量が少ないため、過体重や肥満、高血圧、糖尿病、痛風、心不全、高コレステロール血症などのリスクが高くなっている。
ベトナム人は平均して1日当たり134g(うち赤身肉95.5g)の肉類を摂取しているが、推奨される摂取量は1日当たり70gのため、2倍近く摂取していることになり、このことが慢性疾患の増加に繋がっている。
なお、保健省は10月23日まで実施される「成長と発達ウィーク」に向け、国民の健康増進を目指して5つのスローガンを発表。特に、安全な食糧を生産する菜園の開発、家庭での食事の工夫、多様性がありバランスの取れた学校給食の重要性を主張した。