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南中部沿岸地方ダナン市人民裁判所は20日、麻薬密売・違法使用に関与したとして、配車アプリ運転手を含む3人の被告に有罪判決を下した。
チャン・バン・コン被告(男・33歳)は麻薬密売罪と麻薬使用手配罪に問われ、死刑を言い渡された。ダン・クアン・ヒエウ被告(男・25歳)は麻薬使用手配罪で禁固3年の判決だった。
配車アプリ「グラブ(Grab)」の運転手で、コン被告とヒエウ被告を乗せたホアン・チャン・フー被告(男・28歳)は、麻薬使用場所提供罪に問われ、禁固7年の判決を受けた。
起訴状によると、コン被告は5月22日午後、インスタントメッセージアプリ「テレグラム(Telegram)」を使って北中部地方クアンチ省に住む「ドン(Dong)」という人物に連絡して麻薬を注文し、ヒエウ被告に同行するよう誘った。
2人をクアンチ省まで乗せたのはフー被告で、フー被告は以前にも2人を乗せたことがあった。翌23日午後3時、フー被告が運転していた車がダナン市警察に呼び止められ、車内検査の結果、メタンフェタミン3.8kgとケタミン4.7kgが発見・押収された。
メタンフェタミンとケタミンは、コン被告が転売する予定だったもの。ヒエウ被告とフー被告は、コン被告がクアンチ省を訪問した目的が麻薬を購入するためだったとは知らず、さらにコン被告が他の人物から受け取ったカバンの中に麻薬が入っていたことも知らなかったと供述している。
ただし、移動中にコン被告とヒエウ被告は車内で麻薬を使用しており、運転手のフー被告はこれを阻止せず、警察にも通報しなかったため、罪に問われることとなった。