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9月15日以降、東北部地方クアンニン省コト島(郡)への使い捨てビニール袋およびプラスチック製品の持ち込みが全面的に禁止となる。
コト島では持続可能な観光開発に向けて、昨年9月から、環境汚染を引き起こす恐れがあるペットボトルやビニール袋などを島内に持ち込まないよう、観光客や住民に勧告していた。現在、郡当局はコト埠頭に監視チームを設置して、住民や観光客を監視している。規定は旅客船や貨物船にも適用され、従わない場合は入港が認められない。
今回の決定に伴い、郡内の全ての行政機関、組織、学校、市場、水産業者では、使い捨てビニール袋およびプラスチック製品の使用が禁止となる。公務員は規定を順守し、住民の手本となることが義務付けられる。
なお、不適切な場所にゴミを投棄したり、環境に害を及ぼす物質を使用したりした個人および組織は、環境保護分野の規定に基づいた処分の対象となる。同郡資料によると、島には毎年6000~8000人の観光客が訪れる。同規定の試行以前、環境保全業者は観光シーズンに1日当たり15~17tという膨大な量のゴミを収集しなければならず、島の環境への影響が懸念されていた。
秋は観光のオフシーズンであり、この時期は島を訪れる観光客が少なくなることから、郡当局はこのタイミングで、ビニール袋およびプラスチック製品の持ち込み禁止を次なる段階へと引き上げることを決定した。