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豪ロイヤルメルボルン工科大学ベトナム校(RMITベトナム)と地場アドティマ(Adtima)がこのほど共同で発表した白書「デジタル・ランドスケープ2023(Digital landscape 2023)」で、ベトナムのSNSプラットフォームとして「フェイスブック(Facebook)」と「ザロ(Zalo)」の普及率が肩を並べていることが分かった。ただし、ザロは正式にはSNSプラットフォームに分類されていない。
国内のインターネット普及率は、今年の最新データでは79%(7700万人余りに相当)となっており、世界39位にランクされている。ユーザーの97%は1日に複数回アクセスしており、平均時間は6.4時間で世界26位となっている。
SNSとチャットプラットフォームはデジタルライフの主要な要素で、国内のインターネットユーザーの83%がSNSを、74%がチャットプラットフォーム利用している。フェイスブックとザロのSNSプラットフォームとしての普及率は同水準(80%)だが、時間のかけ方は世代によって差がある。
Y世代(25~34歳)とX世代(35~44歳)はザロにより多くの時間を費やしているが、Z世代(18~24歳)はフェイスブックをより好む傾向がある。このほかのSNSの普及率は、ティックトック(TikTok)が51%、インスタグラム(Instagram)が26%だった。
フェイスブックとザロは、チャットプラットフォームの普及率でも首位を競い合っている。ザロが74%、フェイスブックは73%で、4人に3人が両方を使用している。チャットでは、年齢が高くなるほどフェイスブックよりザロを好む傾向がある。