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チャン・バン・トゥアン保健次官によると、がんがベトナムを含む世界各国の重荷になっている。世界では、毎年およそ1930万人のがん患者が新たに見つかり、990万人ががんにより死亡している。
ベトナムでは毎年、約18万3000人のがん患者が新たに見つかり、約12万2000人が死亡している。主には肝臓がん、肺がん、乳がんだ。
中でも肺がんは、ベトナムでは毎年約2万6000人の患者が新規に見つかり、2万3000人が死亡している。肺がんになる確率は、男性の方が女性よりも高く、国民10万人あたりの肺がん患者は男性36人、女性12人となっている。
トゥアン保健次官によると、毎年新たに見つかる肺がん患者の数と、肺がんによる死亡者の数はほぼ等しいが、これは、75%の人が末期の状態になってから肺がんであることがわかるなど、発見が遅いことが関係しているという。