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ハノイ市人民裁判所は17日、4か月にわたって中国人プログラマーを監禁し、ペンチで歯を折るなどの暴行を加えたとして、傷害罪と違法監禁罪に問われていた被告3人に有罪判決を下した。
ブオン・バン・キエム被告(男・32歳)は禁固24年、ファム・バン・フアン被告(男・33歳)は禁固22年、リー・バン・ホアン被告(男・32歳)は禁固12年の判決をそれぞれ言い渡された。キエム被告とフアン被告の2人は傷害や賭博、窃盗、人身売買の前科がある。
起訴状によると、被害者のF・Jさん(男性・46歳、中国籍)はオンラインゲームプログラマーで、2020年半ばにベトナムに入国し、指名手配中のホアン・タイン・ソン容疑者(男・46歳)と知り合い、ビジネスパートナーとなった。
2人はオンラインゲーム開発で協力することになり、Fさんがプログラミングを担当することで一致した。しかし、2022年になってもゲーム開発が完了しなかったため、ソン容疑者はFさんを監禁し、賭博のオンラインゲームを開発させることを計画した。
2022年3月、今回の裁判で判決を受けたキエム被告らはソン容疑者の指示に従い、Fさんを拉致し、ハノイ市タインオアイ郡タインハー都市区にあるマンションの一室に監禁した。被告らはここで4か月にわたりFさんを脅しながらペンチで歯を折ったり、ハンマーで殴って骨折させたり、電気警棒で電気ショックを与えたり、刃物で足の裏を切り裂いたりといった拷問を繰り返していた。
これにより、Fさんは14本の歯を抜かれるなどの重傷を負った。鑑定では、身体の損傷率が88%に達していると結論付けられた。
Fさんに暴行を加える際はマンションの住人に見つからないよう、大音響で音楽を流すなどしていたが、告発を受けたタインオアイ郡警察が同年7月、同市警察と協力し、マンションの立ち入り検査を実施し、Fさんを保護した。
裁判所は、被告が凶悪かつ悪質な手口を使ったことを重く見るべき事情と判断し、厳しい判決を下した。なお、Fさんは、民事訴訟を起こし、被告らに賠償を求める権利を有するとされた。