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ホーチミン市人民裁判所は14日、日本人男性から金銭を盗んだとして窃盗罪に問われていたゴ・ティ・ハン被告(女・38歳)に禁固7年の判決を下した。
起訴状によると、ハン被告は2022年3月2日、ホーチミン市1区のレストランで夕食を取った際に60代の日本人男性と知り合った。夕食後、2人はコンビニでビールを購入して一緒に飲み、さらに日本人男性のホテルの部屋に移動して酒を飲んだ。
ハン被告は翌3日、日本人男性が寝ている間に現金を盗み、ホテルの部屋から立ち去った。目を覚ました日本人男性は金銭を盗まれたことに気づき、日本円480万円とベトナムドン500万VND(約3万0300円)の現金を盗まれたとして警察に被害を届け出た。
ハン被告は盗んだ日本円100万円を市内の両替所でベトナムドンに両替し、1か月後にハノイ市に渡った。同被告は、ハノイ市ドンダー区で別の日本人男性を狙って窃盗を繰り返した。その後、同被告は逮捕され、ハノイ市の裁判所から窃盗罪で禁固3年4か月の判決を言い渡された。
ホーチミン市で発生した窃盗事件では、日本人男性が盗まれたとする全額は立証できず、被害額は同被告が両替所で両替した100万円のみ確認されている。
ホーチミン市とハノイ市の両事件を合わせると、ハン被告は計10年4か月の禁固刑を受けることになった。