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南中部沿岸地方クアンナム省警察は7月上旬、公安省ハイテク犯罪防止サイバーセキュリティ局(A05)と複数の省・市の警察と協力し、国内数十か所の立ち入り検査を実施し、中国人率いる高利貸し・債権回収の取り立てルートを摘発した。
中国人を含め、同ルートに関与したとされる容疑者45人が逮捕され、高利貸しや資産強奪、国境を越えた貨物・通貨密輸などの容疑で捜査を受けている。
これまでの捜査結果によると、同ルートは2020年12月からアプリ「Great Vay」を使って法外な金利を適用する闇融資サービスを行っていた。金利は年2346.4%で、被害者は100万人以上に上る。債務者が借金を返済しなければ、ルートのメンバーらは悪質な手口で脅迫していた。
摘発までの融資総額は20兆VND(約1200億円)に達している。ルートは8兆VND(約480億円)もの不正利益を得ており、このうち5兆VND(約300億円)が複数のペーパーカンパニーを介して海外に送金された。
同事件をめぐり、警察は裏付け捜査を進めている。