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交通運輸省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)は、ハノイ市ノイバイ国際空港における「空港CDM(Airport Collaborative Decision Making=A-CDM)」の2回目の試験導入を承認した。
今回の試験導入は、7月25日から10月31日にかけて2期に分けて実施される。
空港における協調的意思決定を実施する取り組み「空港CDM」は、空港内の航空機運航関連業務を行う航空交通管制機関、空港運営者、航空会社、操業社などが、従来個別に管理していた航空機の移動と準備時間情報をコラボレーション機関間で共有することにより、航空機の運航時間を事前に予測し、目標時間を算出・管理し、出発機・到着機の運航管理の精度向上、空港運用における様々なイベントに対する予見性の向上により、空港リソースの最適化を図るための施策。
2回目の第1期では7月25日から8月31日まで、毎日午前8時~午後4時の8時間にA-CDMを適用する。第2期では9月1日から10月31日まで、毎日午前8時~午後8時の12時間にA-CDMを導入する。
これに先立ち、ノイバイ国際空港では3月26日から4月30日にかけて1回目の空港CDMの試験導入が行われ、3000便余りが運航された。