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ベトナム現地時間15日午後1時、南シナ海で台風1号(アジア名:タリム、日本では台風4号)が発生した。今後は一時強い勢力にまで発達すると予想され、中国・華南〜ベトナム方面に上陸した後、勢力を落とすと見られる。
日本の気象庁が発表したデータによると、台風1号はベトナム時間17日午前7時45の時点で南シナ海に位置しており、1時間に15kmの速さで西北西へ進んでいる。中心気圧は980hPa、最大風速は30m/s、最大瞬間風速は45m/s。
ベトナム国立水文気象予報センター(NCHMF)が発表した予想進路では、台風1号は勢力を強めながら西北西に時速15~20mで進み、18日午前4時までに中国・雷州半島の西まで到達。その後、同日午後4時にはベトナム東北部地方クアンニン省~北部紅河デルタ地方ハイフォン市の沿岸地域に到達すると見られている。
台風1号の影響により、東北部を中心に北部の広い範囲が強風と大雨に見舞われる恐れがある。沿岸部では高潮、都市部でも大雨による洪水の被害発生が懸念され、北部に発着する空の便にも大きな影響が出ると見られている。