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ホーチミン市トゥードゥック区(現在の直轄トゥードゥック市)で営業していたサイゴンウォーターパークは2006年に閉鎖されたが、その後17年間にわたって放置されたままの状態になっており、住民らから土地の無駄遣いと残念がられている。
同パークは、大手旅行会社サイゴンツーリスト(Saigontourist)とペガサスレジャー(Pegasus Leisure)の合弁のサイゴンウォーターパーク社が1200万USD(約16億6000万円)を投じて建設し、1997年12月に営業を開始した。約5haの敷地に人工の海や流れるプール、スパイラルスライダーなどが整備され、大いににぎわった。
同パークの成功を受けて市内に相次いで新しいウォーターパークが誕生したため、サイゴンウォーターパークは2006年までに2070億VND(約12億1000万円)の累積赤字を出して閉鎖された。サイゴンウォーターパーク社は2008年、更地になった敷地を住宅地にする計画を市に提出したが、市は公園用地として維持すると回答し、住宅地への変更案は却下された。
この時から敷地は放置され、一部はごみ捨て場と化している。最近になって、投資を計画している企業があるとの情報がトゥードゥック市に報告されたが、詳細は明らかにされていない。