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南中部沿岸地方ダナン市で1日、バス運転手や車掌など100人以上が給与未払いに抗議するため、一斉に職場を放棄した。ストライキを起こしたのは、市内で7本の路線バスを運行している第1クアンアン社(Quang An 1)に所属する運転手や車掌など。
同日朝、バス停でバスを待っていた人々が、いつまで待ってもバスがやってこないことからホットラインに電話。これにより、運転手のストライキでバスが運行できない状況が明らかとなった。
運転手らによると、数か月間にわたって給与の未払いが発生しているという。これに先立つ6月上旬にも、同社の従業員約120人のうち103人が、同じ理由からストライキを起こしていた。
これを受け、同社は未払いとなっていた2月分の給与を支払い、さらに6月末には3月分の給与を支払うと約束。しかし、同社がこの約束を果たさなかったため、運転手らが再度ストライキを決行。
運転手らは以前から、給与未払いに対して抗議を行ってきたが、会社側が支払いに応じなかったため、いくら抗議しても時間の無駄と判断し、一斉に職場放棄するという強硬手段に出た。今回の騒動を巡り、同市交通運輸局は解決策を模索している。