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ハノイ市タイホー区ニャットチエウ(Nhat Chieu)通り沿いにあるダムドン(Dam Dong)湖には、1万2000匹あまり、重さにして8tもの鯉(コイ)が放たれており、湖はエサやり体験を楽しむ大勢の家族連れなどで賑わっている。
最近、市内の民間企業が大量のコイを湖に放流した。ダムドン湖の面積は3.5haで、市内最大のコイ池となっている。色とりどりのコイが泳いでおり、市民の人気スポットになっているようだ。以前は散歩しながら蓮の花を観賞するのが主なアクティビティだったが、今はコイのエサやりが大人気。
20日午後に湖を訪れてみると、平日にもかかわらず、大勢の人々がコイを眺めていた。近隣住民によると、コイは1か月ほど前に放たれた。コイはまだ小さく、体重は約3~4オンス(84~112g)。
コイを放流した企業は、カメラを設置して湖を監視しているほか、秩序維持やコイの盗難を防ぐため、午後4時から翌朝まで警備員を配置している。
タイホー区在住のP・T・Hさんは、「以前は湖に蓮が植えられていましたが、蓮の花が咲くのは1年で3か月だけ。残りの9か月は花を咲かせず、見栄えが良くありませんでした」と語った。また、同じく同区在住のL・T・Tさんは、「コイ池は地区の景観と調和しています。将来的にコイ池が外国人観光客を惹きつける観光スポットになることを期待しています」と話した。