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南北高速道路の一部となるジエンチャウ~バイボット区間建設案件について、北中部地方ゲアン省ギーロック郡ギーフオン村(xa Nghi Phuong, huyen Nghi Loc)にある工事現場で約1か月前の5月19日、建設中の橋桁が落下する事故が発生していたことが分かった。
事故現場を撮影した写真がこのほどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿され、大きな話題になっており、プロジェクトの品質を疑問視する声も多い。
パッケージ「XL-02」のギーミー橋(Km 448+141)の建設中に、設置中の橋桁と径間上に設置された橋桁が衝突し、T3柱からT4柱までの橋桁が落下した。
関係者らは、事故を書面で記録し、原因を評価した上で影響を受けた5本の橋桁すべてを現場から撤去した。橋桁の長さは38m、重さは60~70t。請負業者と監督コンサルタントが事故の全責任を負い、請負業者はプロジェクトの品質と進捗を確保すべく、自己負担で橋桁を交換することを約束した。
なお、事故の原因はクレーン運転士の操作ミスによるものだったとみられる。人的被害は出なかったが、ゲアン省警察は引き続き捜査を進めている。
ジエンチャウ~バイボット区間は全長49.3kmで、4車線を設置し、設計速度は時速80km。投資総額は11兆1570億VND(約660億円)で、工期は2021年5月から2024年5月までの見込み。