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電力不足により計画停電が続いている東北部地方クアンニン省で観光客が急減している。バンドン郡(huyen Van Don)にあるクアンラン・ミンチャウ観光地区では、1週間当たりの訪問者数が、計画停電前と比べて約▲35%減の1万2700人へと大幅に減少した。
計画停電が続けば、クアンニン省への観光客数は今後も減少が続くと予測されている。停電は観光活動による収入を大幅に減少させるだけでなく、観光業を主力産業の1つとしている同省のイメージにも悪影響を及ぼし、夏の観光シーズンへの多大な影響が懸念されている。
バンドン郡人民委員会は、地元住民に節電を呼びかけると共に、同省人民委員会、同省商工局、クアンニン電力会社宛てに公文書を送付し、地域の観光施設に対して優先的に電力供給するよう要請した。
クアンニン電力会社は、省内の主要観光エリアへの電力供給を優先的に実施している。同社は、計画停電の実施を発表しているが、省民や企業への影響を軽減すべく、より具体的なプランを練り、停電時間も短縮させる形で対応する方針を示した。