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ホーチミン市1区警察は5月30日未明、バックパッカー街と呼ばれるブイビエン(Bui Vien)通りにあるバーやレストランなど店舗32か所の立ち入り検査を一斉に実施した。
検査の結果、店舗の大半で時間外営業や騒音、路上占有などの違反が見つかった。このうち10店舗では、笑気ガス風船(中に亜酸化窒素を入れて膨らませた風船)やシーシャ(水タバコ)などを販売していたことがわかった。
ベトナムでは、笑気ガスは薬物・薬物前駆体のリストに記載されておらず、笑気ガス風船の使用を禁止する規定も整備されていないが、笑気ガス風船を販売したり使用させたりすることは違法となっている。
一方、シーシャも禁止品として扱われていないものの、販売にあたっては商品規格の公表や原産地証明などに関する条件を満たす必要がある。
これに関連し、警察はこれに先立つ5月16日夜、ブイビエン通りにあるバー「ヘリテージ(Heritage)」の立ち入り検査を実施した。店内にいた人のうち、2人に麻薬の陽性反応が認められた。
警察はこの2人の供述を踏まえ、20~31歳の男女6人を麻薬密売容疑で逮捕した。6人のうち複数はこのバーの店員で、バックパッカー街エリアで各店舗の客に麻薬を売っていた。
警察は捜査範囲を拡大している。