(C) bnews |
英国・ロンドン南西部チェルシー地区で23日から27日にかけて開催されている世界的な園芸展示会「チェルシー・フラワー・ショー(Chelsea Flower Show)」で、セルビア越僑(在外ベトナム人)がベトナム人として初めて参加し、賞を受賞した。フラワー・ショーは英王立園芸協会(RHS)が主催するもので、毎年5月に開催されている。今年で100回目を迎える。
今回のショーには、英国と世界から企業や庭園デザイナー、フラワーデザイナーなど300組近くが参加し、100余りの庭園・フラワーデザインが展示され、園芸製品を紹介する270のブースが出展している。来場者は20万人近くに上るとみられている。
セルビア越僑のカオ・ティ・フエン(ローズ・カオ)さんは、「ライトダンス(Light Dance)」と題した作品をフラワーデザイン部門に出品し、銀メダルを受賞した。フエンさんによると、作品は炎をイメージし、紫と黄色のさまざまな花を使って、自然の光に輝く花の街灯を表したという。
フエンさんはシンガポールのフラワーデザイン学校「ノーブルマン・スクール・オブ・フローラル・デザイン(Nobleman School of Floral Design)」のプロフェッショナルコースで学び、2016年のフラワーコンテスト「シンガポール・ガーデン・フェスティバル(Singapore Garden Festival)」で銀賞(金賞なし)を受賞した。これがプロになるきっかけになったという。