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農業農村開発省畜産局は、犬や猫を含む家畜や家禽以外の動物の管理に関する通達草案を策定中で、この中でピットブルなどの獰猛な危険犬種の飼育禁止が検討されている。
同局は、犬や猫などの飼育は地域コミュニティに影響を及ぼすため、しっかりと管理する必要があるとしている。畜産局が策定中の通達草案は、2023年末または2024年年初に施行される見通し。
現行規定では、飼い主は地方自治体に申告し、飼い犬に狂犬病の予防接種を受させけなければならない。飼い犬を公共の場に連れ出す場合は、リードと口輪を付ける必要があり、飼い犬が人を噛んだ場合は、飼い主が損害賠償の責任を負わなければならない。
しかし、多くの飼い主が平然とルールを無視しているのが現状。ベトナムでは最近、ペットのピットブルが人を襲う事件が多発しており、被害者が重傷を負ったり、死亡したりするケースも発生している。
直近では、東南部地方ビンズオン省で5月17日、中年女性が飼い犬のピットブルに餌を与えていたところ、その82歳の母親が噛み殺される事件が起きている。