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南中部沿岸地方ビンディン省文化スポーツ局は19日、同省人民委員会がクイニョン市のクイホア科学都市区内の道路に「ノーベル大通り(dai lo Nobel)」と命名することに同意したと発表した。クイニョン市人民委員会の要請を受けて、同局が提案していた。今後、正式な承認手続きが行われる。
文化スポーツ局のフイン・バン・ロイ副局長によると、クイホア科学都市区(ゲインラン街区)には、1999年にノーベル物理学賞を受賞したオランダのヘーラルト・トホーフト(Gerardus’t Hooft)氏が2017年7月に訪れて命名した「科学大通り(dai lo Khoa Hoc)」がある。
また、同都市区にはベトナム系フランス人で物理学者のチャン・タイン・バン教授夫妻が管理する学際科学教育国際センター(ICISE)があり、2013年以来国内外の多くの科学者を迎えてセミナーや研究を行っている。これまでにノーベル賞受賞者18人、数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞受賞者2人、宇宙物理学など3部門の科学技術賞のカブリ賞受賞者2人などが訪れている。
クイニョン市人民委員会のグエン・フオン・ナム副主席は、「ノーベル大通りの命名はクイホアを訪れたノーベル賞受賞者に敬意を表すものだ。クイニョン市の新たな観光地にもなるだろう」と期待を示した。