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南中部沿岸地方ダナン市タクシー協会は、シンガポール系配車アプリ大手グラブ(Grab)のベトナム現地法人グラブ(Grab)が同市で違法に活動しているとして抗議している。
同協会によると、ダナン市では割当制でタクシーの営業が許可されており、加盟企業8社の車両の台数は合わせて1700台となっている。これに対し、グラブの車両の台数は2700台以上で、これらの車両はグラブの提携先である輸送合作社が所有している。
グラブは同市交通運輸局から輸送許可を取得していないが、ホーチミン市交通運輸局から輸送許可を取得し、輸送許可を取得したダナン市の輸送合作社と事業提携する形で、ダナン市内でサービスを展開している。同協会はこれが「違法」だと主張している。
同協会はこのほか、従来型のタクシー会社は運賃引き上げに際して管轄当局に事前に報告し、許可を得なければならないのに対し、グラブは監視されることなくサービス料金の割増などを適用し、価格表示に関する規定を守らないなど、不平等な扱いについて不満を訴えている。
なお、グラブが同市で違法に活動しているとの見方については意見の食い違いがあるため、ダナン市交通運輸局は交通運輸省に対し、ガイダンスを要請している。