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南北統一鉄道(ホーチミン~ハノイ間)のSE1号が4日昼頃、フエ駅(北中部地方トゥアティエン・フエ省)を出発してすぐのところで脱線事故を起こした。乗客は一時パニックとなり、この事故により、フエ市中心部で交通渋滞が発生した。
列車はフエ駅を出発して、ダナン駅(南中部沿岸地方ダナン市)に向かう途中で脱線。事故現場の写真を見ると、4号車と5号車の2車両が脱線して車両全体が傾いてしまっているのが確認できる。
事故を起こした車両に乗っていた大学生Nさんによると、事故は午前11時10分頃に発生。Nさんは「突然大きな音がしたかと思うと、車両が片方に傾いた」と話した。
鉄道当局は、52人乗りの車両2台を現場に向かわせ、乗客をフエ駅に輸送して休息をとらせるとともに、調査チームを派遣して事故現場を調べた。また、トゥアティエン・フエ省の代表者も現場に向かい、事態収拾に向けた指揮を執った。
事故発生時は、日差しがきつく気温も上がっていたため、多くの乗客が今回の立ち往生に不満を述べていた。