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保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する18日の発表によると、国内で感染者1522人が新たに確認された。
1日あたりの感染者数としては、2022年9月28日以来約7か月ぶりに1500人を超えた。
なお、前日17日の新規感染者は1031人で、2022年10月19日以来約半年ぶりに1000人を超えていた。
18日午後の発表時点でベトナム国内の累計感染者数は1153万3625人となっている。
新型コロナによる死者は2022年12月30日以来増えておらず、累計4万3186人となっている。
ベトナム国内の新型コロナウイルスワクチンの接種状況について、17日までの全国の累計接種回数は2億6609万7145回分となり、このうち18歳以上が2億2350万1840回分、12~17歳が2396万4983回分、5~11歳が1863万0322回分となっている。
ハノイ市保健局によると、同市で採取したサンプル2件から、オミクロン株から派生した新たな変異株「XBB.1.9.1」が初めて確認された。英国やドイツ、米国、フランス、シンガポール、フィリピンなど多くの国でも確認されている「XBB.1.9.1」は、先にホーチミン市で確認された「XBB.1.5」よりも感染者が増えやすいとされている。
ハノイ市人民委員会は、同市で新たな変異株が確認されたこと、また18日の新規感染者が100人近くまで増えたことを受け、スーパーマーケットやバー、映画館などの混雑した場所やバスなどを利用する際にはマスクを着用するよう求める緊急文書を出した。
同市人民委員会は、2022年9月の保健省のマスク着用に関するガイドラインに沿って対策を講じる。公共交通機関の運転手や乗務員、乗客は、マスクを着用しなければならない。また、商業施設やスーパーマーケット、市場、バー、ディスコ、カラオケ、マッサージ店、ジム、レストラン、映画館、劇場などで利用客と直接接触する従業員も、マスクを着用しなければならない。