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ホーチミン市情報通信局はこのほど、シンガポール系配車アプリ大手グラブ(Grab)の現地法人グラブベトナム(Grab Vietnam)のアプリに表示される地図の一部の地名が中国語表記になっていた件について、同社に6000万VND(約34万円)の罰金処分を科した。
また同局は、グラブベトナムに対して、再犯防止に向けた対策を実施し、事業活動に関する法律規定を厳格に遵守するよう求めた。
グラブは今回の件について、オープンストリートマップ(OpenStreetMap)と協力して自社アプリでの地図作成を進めていると述べた。
これに先立ち、グラブの地図に表示されるチュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)のエリアの地名が、一部はベトナム語で、一部は中国語と英語で表示されることが発覚。さらに、地図ではチュオンサ諸島のチュータップ岩礁(英名:ファイアリー・クロス礁、中国名:永暑礁)が、中国の海南省三沙市の「南沙区」に含まれて表示されていた。