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ベトナム共産党中央監査委員会は、東南部地方ドンナイ省共産党委員会副書記 兼 同省人民委員会主席のカオ・ティエン・ズン氏と同省ビエンホア市共産党委員会書記のボー・バン・チャイン氏を警告処分とした。
党中央監査委員会はまた、同省人民委員会党幹事部(2011~2016年任期と2016~2021年任期)、同省共産党委員会傘下ティンギア総公社[TID](Tin Nghia Corporation)共産党委員会(2015~2020年任期)を警告処分とした。
同省人民委員会党幹事部らは、民主主義的中央集権主義(民主集中制)に違反し、管理・監視・検査を怠り責任を果たさず、管轄下の国営企業の株式会社化や複数の事業の実施において違反を引き起こし、国に大きな損失をもたらし、党の尊厳を損なったとされる。
党中央監査委員会はさらに、政治局に対し、同省共産党委員会常務部(2010~2015年任期と2015~2020年任期)を処分するよう提案した。
これに関連し、同省共産党委員会のチャン・ディン・タイン元書記と同省人民委員会のディン・クオック・タイ元主席の省元トップ2人は既に党除名処分を受けている。2人はドンナイ省総合病院における医療設備器具の取引価格水増し事件に関与して収賄罪に問われ、1月に開かれた裁判でそれぞれ禁固11年、禁固9年の判決を言い渡された。
なお、党規では、違反した党員に対し違反の度合いによって、◇譴(けん)責、◇警告、◇罷免、◇党除名のいずれかの処分を科すと規定している。