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交通運輸省は21日、車検に関する通達第16号/2021/TT-BGTVTの一部を改正・補足する通達第2号/2023/TT-BGTVTを発出した。新通達は3月22日に施行された。
新通達によると、出荷品質証明書や輸入自動車の品質・技術的安全性・環境保護証明書などの書類を有する新車に対し、初回車検を免除する。自動車の所有者は、車検センターで車両の現物を見せることなく、車検証明書を取得することが可能となる。
車検間隔も延長する。例えば、輸送用でない9人乗り未満の乗用車に対する初回から2回目までの車検間隔は従来の30か月から36か月に延長する。その後は、◇製造から7年以内:24か月間隔、◇製造から7年超20年以内:12か月間隔、◇製造から20年超:6か月間隔と規定されている。
これに関連し、交通運輸省傘下の車検局や全国各地の自動車登録検査センターで深刻な贈収賄事件が発生したことを背景に、多くの車検センターが営業を停止しているほか、関与した多くの自動車検査員が逮捕されたため、人員不足となっている。
今回の通達は車検の活動を合理化し、車検の人員不足に対応するためのものとみられる。