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ホーチミン市1区中心部に位置するドゥックバー(聖母マリア)教会で6日、2つの鐘塔の上に設置されていた2本の十字架の取り外し作業が行われた。十字架は幅1.8m余り、高さ4m近くで、重さは600kgある。外国人専門家の指示の下、重機を使って57mの鐘塔から降ろされた。
十字架は製造年から127年を経て錆びているため、ベルギーのモニュメント(Monument)グループ(ドゥックバー教会の修復を担当)に送られ修復される。
2本の十字架の修復は、2017年7月から始まった同教会修復事業の一環。ホーチミン市大司教区が1400億VND(約8億0900万円)余りを拠出して実施している。当初の完了予定は2023年だったが、コロナ禍により外国からの建設資材の輸入が困難になったため、2027年まで長引く見通しだ。
聖母マリア教会は、フランス植民地時代の1877年に着工され、3年後の1880年に完成した。フランス人建築家J.ブーラール(J.Bourard)が設計した。1959年にバチカン(教皇庁)から「マイナーパシリカ」の称号を付与されている。