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北中部地方タインホア省人民委員会傘下の交通工事投資プロジェクト管理委員会の書類60箱分が廃品回収に出された事件で、同管理委員会の書類保管を担当していたレ・トゥイ・リン容疑者(女・35歳)が在宅起訴された。
容疑者は刑事法第342条に抵触し、機関・組織の印鑑・書類の盗用・売買・破棄容疑で捜査を受けている。
同管理委員会の幹部らが2月1日、タインホア市にある書類保管倉庫を訪れた際、大量の書類がなくなっていることに気付き、警察に届け出た。倉庫に警備員は配置されておらず、カギがかけられていただけだった。
捜査の結果、リン容疑者が倉庫の鍵の保管担当者から鍵を借りて倉庫に入り、書類を廃品回収業者に900万VND(約5万2000円)で売っていたことが確認された。問題の書類は7~8年前の事業プロジェクトに関連するもので、警察はすでに廃品回収業者から書類のほとんどを回収した。なお、同管理委員会では各種書類がデジタル化されておらず、紙で保管されている。
容疑者の動機は明らかにされていない。インターネット上では「小遣い稼ぎの単独犯ではなく、違反があった事業の関連書類を処分するための証拠隠滅なのではないか」と疑問視する声が多くあがっている。