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東北部地方タイグエン省フォーイエン市(TP. Pho Yen)人民裁判所は1日、トラを殺害して漢方薬「虎骨膏」を密造したとして、ゴ・バン・クアン被告(男・52歳)に禁固3年の判決を下した。
共犯のグエン・バン・ナム被告(男・28歳)は執行猶予付き禁固1年3か月、グエン・バン・タン被告(男・43歳)は執行猶予付き禁固1年の判決を言い渡された。
3人はいずれも絶滅危惧種・希少動物の管理・保護に関する規定に違反した罪に問われていた。
警察は2022年1月、クアン被告らが同被告の自宅で1頭のトラを解体しているところを摘発した。警察は、冷凍のトラ1頭、トラの頭部1個、トラの毛皮2枚、トラ肉、虎骨膏1578パックなど多数の証拠物件を発見・押収した。
クアン被告は摘発の時点で同市ティエンフォン村(xa Tien Phong)人民委員会主席を務めていたことから、同事件は大きな話題となった。
なお、トラの骨を原材料とする「虎骨膏」は、ベトナムを含む中華圏の国々で強壮や鎮静・鎮痛などの働きがあるとされており、ベトナムでは特に北中部地方以北で密造・密売されている。