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医療物資や医薬品が不足していることを受け、ベトナムで最も多くの手術を行う特別級の外科病院であるハノイ市ベトドク(越独)友好病院は、1日から当面の間、手術を制限すると発表した。
病院は重篤患者や救急患者の手術を優先する方針を示している。このため、多くの患者が手術のスケジュールを変更され、手術待ちの状態となっている。
手術延期の発表を受け、患者や家族らはショックを受けているが、医師にはどうすることもできない。市場には医療物資や医薬品が出回っているが、入札に関する規定に抵触するため、病院は手術用としてこれらの医療物資や医薬品を自主的に調達することができない状況だという。
同病院のチャン・ビン・ザン院長は、「手術を制限すると共に、救急患者でない患者に対する検査も極力制限する」と述べた。
同病院は2022年に8万件近くの手術を実施した。1日当たりの実施件数は210件に達している。