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大地震に見舞われたトルコを支援すべく、12日から同国に派遣されていたベトナム国防省の救助隊が現地での任務を終えて帰国の途に就いた。現地時間22日午後には、トルコ・ハタイ県のハタイ空港で見送りの式典が催された。
今回派遣された国防省救助隊は、76人の工兵と軍医から成り、現地で10日間の捜索救難活動を実施した。この間、救助隊は31か所を捜索し、瓦礫の下敷きとなった被災者がいる15か所の位置を特定。このうち2か所からは生命の兆候が見られた。その後、救助隊は重機などを使って28人の遺体を収容した。
さらに、国防省救助隊はバーレーンとメキシコの救助隊と協力し、犠牲者が下敷きとなっている3か所を特定して10人の遺体を収容した。また、国防省救助隊は滞在中、中国やインド、パキスタンなど9か国の救助隊と捜索救難活動に関するノウハウを共有した。
ベトナムからは、国防省救助隊とは別に、公安省の救助隊も9日から19日の日程でトルコに派遣され、現地で生存者1人を救出し、14人の遺体を収容した。